青春のきらめき!~舞台タンブリング2021~
行ってまいりました、舞台タンブリング!
推しの主演舞台を初観劇です。
好きになってから立て続けにいろいろな現場があって、ありがたい~!
この舞台はもともと2020年に予定されていたのですが延期になり、今年再始動…キャストも一部入れ替わりという経緯があったようなのですが、今年も緊急事態宣言に開催日程がかぶり、大阪公演が一部無観客になってしまいました…かなしい…。なので初見は配信です。
男子高校生×部活×友情の青春ど真ん中!!!
タンブリングシリーズは今までにも舞台やドラマになっているようですが、わたしは今回の舞台が初でした。まっさらな状態で観た大阪初日の配信では、とにかくストーリーに泣かされました。男子高校生たちの熱い青春と成長、いいですね。
高野洸(野村朔太郎役)と西銘駿(北島晴彦役)のダブル主演。この2人の役どころは幼馴染でライバル。しかし晴彦はなんでも卒なくこなしてしまう朔太郎に複雑な感情を抱いていて…。この2人の主役の関係を軸に、新体操を通して個性的なキャラクターの登場人物(全員新体操部の男子高校生役)たちの様々な人間関係や成長を描いていきます。
見どころはなんといっても役者がここまでやるの?!と驚くレベルの新体操演技!!!推しの出ていない人にも、舞台鑑賞になじみのない人にも楽しんでもらえて感動できる分かりやすいストーリーと構成で、予想していた以上に魅了されました。
演出もとっても好み!ところどころ朔太郎と晴彦の対比が現れそれが効果的に場面転換に使われてたり、画面としてのテンポも良くて、見飽きない舞台だなと思いました。
※現在、大阪(初日〜3日目)・東京(千秋楽)公演がリピート配信中です。個人的に初見の方には大阪公演の初日がおすすめです※
大阪公演初日:3,500円 配信期間:7/8 12:00~7/14 23:59
→配信終了しました!
以下、ネタバレありの感想
高野洸もとい野村朔太郎、あまりにかわいい
登場シーンからハイトーンボイスで天真爛漫で笑顔満開の朔太郎にやられまくりました。推しの笑顔は世界一尊い…。プロモ?告知?から明るい性格の役どころなのは知ってましたが、高野くんの役作りがこんなにきらきらだとは思わず、眩しさでしぱしぱしながら観てました。
意外と歌って踊る男子高校生たち
新体操シーンも良いですが、ダンスと歌がこんなにあると思わなくて、歌って踊る高野くん大好き勢(?)としては棚ぼた的にうれしかったです。
特にオープニング曲の"across the univers"、合宿中の"conbect"やばくないですか??きらっきら!
現地で観てあまりにかわいくて、きらきらを浴びすぎてどうなるかと思いました、本当に。序盤でこんなに推しのきらきらを浴びて大丈夫なの…?きらきらに致死量があるならすでにけっこうキめてしまったのでは…?って不安になるレベル…!
笑顔がすごくかわいいし、肩を組んでとっても嬉しそうに舩南メンバーとわちゃわちゃしながら歌い踊る高野くんを観てるだけで、もう元取れた気分になりました。多幸感すごかった。
後ろの方で踊るときも晴彦と目を合わせながらで、朔太郎→晴彦への大好きな気持ちが感じられました。
主人公2人の対比がエモい
天真爛漫で無神経な朔太郎に嫉妬してしまう晴彦で、脚本での気持ちのベクトルは晴彦→朔太郎だけど、演出での視線は常に朔太郎→晴彦になっています。劇中になんども2人がすれ違うシーンが出てくるけど、視線は常に朔太郎から晴彦にしか向かない。晴彦は頑なに朔太郎を見ないし、それどころか背を向けてしまいます。
名前も最初は逆じゃないか?と思いましたが、太陽は晴彦で、月が朔太郎なの、エモいですよね。実は晴彦に照らされてるのは朔太郎なのかなって。朔太郎は"晴彦と"同じ夢を見たかったのかな。えっえもい~~~~。
対比といえば悠徳の演技ペアもとてもいいですよね。ぶつかってた荻原×和寛、仲良しのディーン×谷、エース組の晴彦×達寛!この組み合わせで息を合わせていくのグッときました。
(※これらはわたしの個人解釈なのでまったくもってこじつけです。)
細かい演技・演出に注目!
物語は朔太郎と晴彦の対比を軸に進んでいくのですが、なんせ演出というか役者の仕込みというか細かい演技が散りばめられていて、観るたびに発見のある舞台でした。
推しなので朔太郎ばかり観てしまいましたが、とにかくいろんな人がいろんな小ネタを仕込んでるので、配信でじっくり観るのも本当におすすめです!日替わりネタを入れてくる納谷くん演じる達彦×晴彦の鹿倒立練習シーン、合宿夜のパジャマシーン、晴彦と朔太郎の決別のシーンを舞台袖で実は聞いている達彦と白井・古賀…などなど。
合宿夜のシーンは、波平Tとかでがやがやしてる間に朔太郎が晴彦にシカトされたことを悲しげに考えてて、よし、やっぱり聞いてみよ!って決意するまでの気持ちの迷いを、とても細かく高野くんが演じていて好きなところです。
朔太郎いい子すぎてかわいそうになってくるけど。でも、無神経な天才が性格良くて幼馴染だったらこういう反応しちゃう晴彦の気持ちもわかる。
とくに好きだったところ諸々
お芝居でいえば元木聖也くん演じる古賀が大好きでした。古賀は普段は男子高校生!って感じに明るくてバカやってそうな雰囲気なのですが、家庭環境のせいか大人びた顔をするときがあって。
晴彦との関係に悩む朔太郎とか勧誘しようとがんばる朔太郎とぶつかる白井をを見守る視線がめちゃくちゃ温かくて…気づいたとき泣きそうになりました。おたくすぐ泣く。ぶつかるのを悪いことだと思ってないのが伝わってきて、いいやつだなーーーー!ってなりました。
演出で特に好きだったのはハイタッチ(というか拳合わせるやつ?)です。伏線で冒頭に朔太郎から晴彦へ、新体操で一緒に世界目指そうな!って手をかざすけど、晴彦は朔太郎に複雑な気持ちがあるのでそれに応えない。その後決別してしまった2年間があって、再会・和解した2人。最後のインターハイ最終試技の前に、晴彦のほうからハイタッチのために手を挙げるんですよ…!
ここの、ここの、朔太郎の表情…!!!
晴彦の手を見て、顔を見て、ふはって嬉しそうに笑って、グッて拳を合わせる。ここでやっとできるんだよね2人で心からのハイタッチ🤚!!すごく久しぶりに晴彦と手を合わせられた朔太郎の感情がこれでもかってほど伝わってくる演技で、大好きでした。
このあと最終試技に向かうために下手にはけていった晴彦のほうを振り返って、ほぼ無音でがんばれって呟く朔太郎。泣く。最後まで視線のベクトルは朔太郎→晴彦。このがんばれ、が高野くんのオリジナルなのか演出なのかはわからないですが、前者だったら好きすぎてやばいです…。
推しが優勝だった
そしてインハイ最終試技はもう、毎公演祈りながら観てました。でも新体操する高野洸がめちゃくちゃ綺麗でほんとに感動した!リフトの体幹が鬼。
三つバックが美しすぎてダメだった。それが揃ってるのもすごかったし。
高野くんはすべてがブレないし指先までほんとうに綺麗。こんなに新体操できる必要ある???ってくらい素晴らしい仕上がりでした。
舩南の新体操衣装は高野洸のためにデザインされたのでは??ってくらい似合ってた。ほんとに最高だった。身体のラインでるからか公式でもパンフレットでも演者写真でもしぬほど出し惜しみされてたけど、めちゃくちゃ綺麗。等身大ポスターでほしい。世界一似合う。優勝。語彙。
無事に全公演全演技、怪我なくやり遂げてくれてよかった〜!日に日にみんなのテーピングが増えたり、ふらつきながらやってる子がいて心配にもなったけど、やり遂げてくれて安心した気持ちも大きかったです。
おわりに
全くまとまりなく好きなところを好きなだけ書いてしまいましたが、過去に部活に青春を捧げた人はもちろん、そうじゃない人も青春のきらめきをこれでもかってくらい浴びれます!
舞台タンブリング、心からおすすめの作品です。この作品に出会えて良かった!とめずらしく感情を剥き出しにしてくれた高野くんに出会えて、わたしも良かったなと思いました。
(千秋楽を目前にして本人にも周りにもどうしようもない理由での綱くんの降板は悲しかったけど、役者さんのリアルと役がリンクした瞬間を何度も観て、特別な観劇体験になりました。この日のことを書くかはまだ悩み中…。)
2021/07/07
2021/07/14 配信終了 追記