きらめきに溺れていたい

はじめて俳優を推しにしたひとのブログです

推しの演技をフルコースで〜朗読劇いつもポケットにショパン〜

2022年推しはじめ!

あけましておめでとうございます、2022年推しの初現場に行ってまいりました〜。初めての朗読劇です。

【紀伊國屋ホール】MMJ企画製作 朗読劇「いつもポケットにショパン」~2nd Lesson~ | 紀伊國屋書店 - 本の「今」に会いに行こう

4役演じ分けのお年玉公演

 朗読劇、というと椅子に座ったまま台本片手に声だけの演技を見るのかなと思ってたのと、原作も未履修だったので、幕が開けてびっくり。高野くんが演じるのは主役の"きしんちゃん"だけではなく登場する男性全員でした!メイン役の幼少期と高校生、ヒロインの先輩、音楽学校の厳しい講師と4役を声だけで演じ分けます。つまり、推しの4役分の演技がこの1公演で味わえます!!実質無料ですね。

あらすじ

 原作はくらもちふさこさんによる少女漫画です。ピアニストの子ども同士の幼馴染、"あさこちゃん"と"きしんちゃん"が主人公です。ざっとしすぎなあらすじとしては、家族のしがらみで2人の仲が拗れてしまいますが、それをピアノに向き合いながら解いていくお話です。

 あさこちゃんは真っ直ぐにきしんちゃんを好きでいるのですが、きしんちゃんはあさこちゃんに複雑な感情を持つようになります。高野くんの思春期の葛藤を表現する演技がたまらなくよかったです…!

推しの頭髪事情 2021→2022

 めちゃくちゃかわいい。年末にまさかのがっつりブリーチ+青髪を披露してから、髪型を気にしていたファンのために、ファンクラブで年始に茶髪なうであることを報告してくれていました。

 朗読劇の原作で髪型?髪色?がすこしキーワードだったこともあるのか、茶色に染め直しかつふわっふわに巻いたスタイリング!かわいい!後ろはすこし刈り上げてあって、短めのサイドのおかげかいつもより余計に小顔でした。高野くんといえば黒髪のイメージが強いので色々な姿が見れてうれしい〜!チラリとみえる赤い靴下もかわいかったですね。

4役個別の感想いきましょう

  • きしんちゃん

 子ども演技かわいいいいい……高野くん演技を声だけで済まさないので、ぶりっこショタを演じていると顔もかわいくしちゃってまじでたまらなかった…ぷんぷんな台詞はほっぺ膨らましたような表情しちゃうし、きゅるんっとした台詞は天真爛漫笑顔で最高に癒しだった。双騎での子ども演技経験が活きてるのかわざとらしさもなく大変かわいかったです。

  • 季普さん

 この字の音読みできしんちゃんなわけですね。ショタ演技との温度差で風邪引きそうなくらいでした…思春期拗らせ男子をとても上手に演じています。特にヒロインへの憎しみを露わにする場面が最高に好きでした。力強く吐き捨てるように発した台詞にぞわわっときた。

 感情の入れ方がすごいのか演技が声に留まらなくて、拳を力強く握っていたり、表情だったり、激しく感情の高まる場面では目にうっすらと涙の膜が張っていくのが見えてもうダメでした好きです…。セリフもなく照明も当たってない場面で、ヒロインへの気持ちと母親への気持ちで押しつぶされそうになる苦悩を、表情と身振りで表現していたのがとても印象に残りました。高野くんのこういう細かく丁寧な役への作り込みが好きだなと思います。

  • 上邑さん

 ヒロインの先輩で淡い恋心?を抱く相手です。高校生きしんとの演じ分け難しそうだなと思ってたら、上邑さんは気持ちいい声めに演じてて耳が幸せでした。やや大人の余裕声。それが剥がれていくのが良かったです。

  • 松苗先生

 まさかの1番好きなの松苗先生でした…!!渋めのめちゃくちゃいい声…!あと今まで高野くんの演技で聞いたことがないタイプで、新しい演技を見れたのも好きの一因です。この声で叱ってほしい。そしてそのあと褒めてほしい。ファンクラブでそういうグッズ出してください労働がんばれます。

朗読の枠を超えた、俳優・高野洸の演技

 先生を演じるときは台本を顔の前に掲げる演出。きしんとしてピアノを引くときはピアニストの真後ろに座ることでまるで演者が弾いてるような雰囲気が出てました。生演奏も素敵。4つくらい椅子があって立って使ったり座って使ったり、シンプルな舞台装置だからこそより演技が映えて見えました。

 脚本では2人の台詞の掛け合いが好きでした。ラストシーン、掛け合う台詞と役者のボルテージがどんどん上がって、つられてこちらの気持ちも高揚して、最後ずっと持っていた台本を投げ捨てて抱き合う流れに気持ちがギュッとなります。朗読劇なのに台本を手放して終わるんだなぁ。最後のダブルカテコまで手を繋いで仲良く登場してにこにこ。お辞儀のあとハイッて高野くんからまた手を差し出しててかわいかったです。

 予想の上をいくものをいつも見せてくれる推しに、まだまだ新鮮に夢中です。とても良き推しはじめ!今年もたくさん素敵なものをみせてもらいたいです^^

 

2022.1.14